250CCで遠くまでツーリングに行く。

GSR250でどこまで行けるか?(やってみる!)

北海道ツーリングに向けて準備したこと(総論)

北海道ツーリングに向けて準備したこと。

詳細は分けて書いていこうと思いますが,

まずはその目録を書いていきます。

 

バイクのメンテナンス,改造的なこと

・オイル交換

・荷物をバイクに積むためバッグの準備

・バイクにキャリアを付ける

スマホをカーナビにしたり,ヘルメットで音声を聞けるようにしたり

・バイクからスマホに充電できるようにする

 

予約とか

・カーフェリー(仙台から苫小牧)

・同(函館から大間)

 

家庭とか職場とかの調整

・家族の同意

・休暇の取得

 

装備の準備

・装備計画

・極力荷物を減らすために

そして思いついたこと=「そうだ! 北海道に行こう」

250ccでありながら長距離・長時間を走っても快適なバイクをGETし,

「どこまで行けるかやってみたい」

という気持ちがムクムクと生じてきたことは,前回までに書いた通りです。

 

そして時は7月,季節は初夏。

「これは北海道を走ってみたい」と思うようになり,以下の書籍を買ってきました。

①ツーリングまっぷる「北海道」「東北」

②日本の絶景ロード100

③北海道ツーリングベストガイド2020最新版

 

 

そして,A4用紙1枚で次のような計画を立てました。とてもラフです。

(以下,計画書の引用)
第1 日程
 1 7月31日から8月10日,11日間
  (1) 7/31 早朝出発し,仙台(1930)から船に乗る
  (2) 8/1 北海道上陸,苫小牧1100
  (3) 8/2
  (4) 8/3
  (5) 8/4
  (6) 8/5
  (7) 8/6
  (8) 8/7
  (9) 8/8 函館発0930で大間1100に上陸
  (10) 8/9 
  (11) 8/10 帰宅
第2 交通関係
 1 7月31日,早朝(あるいは未明)に出発,自走して仙台に向かう。
 2 同日,仙台19:40出港の船「新きたかみ」,苫小牧に翌日11:00着(太平洋フェ

   リーに予約済み)
 3 北海道内は予定なし(知床に行った後,宗谷岬か?)。知床に行った後,宗谷岬

  に向かう。そのあと,函館に向かえば,だいたい,大きく周回することになる。
 4 8月9日,函館9:30出港の船「大函丸」,大間に11:00着(津軽海峡フェリーに予

  約済み)
 5 8月8日から10日の間(実質2泊3日)に自走して帰宅する。本州最北端の大

  間から帰宅する。3日かけて適当にあちこちによりながら帰る。連休であり,大変

  かも。

第3 装備
 1 テント一式,ガスコンロ,マット,シュラフシュラフカバー
 2 ガス缶,コッフェル,武器(スプーン),ナイフ,まな板,フライパン,調味料

  (しお,しょうゆ,こしょう,みそ汁,コーヒー),
 3 携帯,充電器,モバイルバッテリー
 4 財布(免許,カード,健康保険証),書類(フェリー,保険)
 5 雨具,防寒具,着替え一式(3セット),タオル,ハンガー,あかすり,石鹸,

  洗剤
 6 地図,サンダル,歯ブラシ,ロール,めがねふき,眼鏡ケース,海パン,虫よけ
 7 医薬品(ばんそうこう,痛み止め,下痢止め,虫刺され,日焼け止め)
 8 工具,ヘルメット,
第4 済ませておくこと
 1 済(オイル交換,オイルフィルター交換,サイドバック,スピーカーのヘルメッ

  トへの装着, スクリーンの装着,ズボンと靴の購入)
 2 リアバッグの装着
 3 バッテリーコードの装着 

(引用,ここまで)

 

あとはとにかく,必死に家庭内調整と職場内調整をして,

どうにか,実現の可能性が出てきました。

 

GSR250を選んだわけ

ジェベル200を手放して,次にどのバイクを買おうかー?

いろいろ悩みました。

 

中型自動二輪の中でも大きい400ccにするか,

それとも大型自動二輪(ナナハンとか)にするか?

 

車体が大きくて高速で楽なのはいいけど,

普段乗るにはあまり重いのは乗るのが億劫になりそうで心配で,

大型自動二輪の免許はあるのですけれど,やめました。

もしかしたら,一生,大型には乗らないかも・・・。

 

そして400については悩んだのですが,

やはり車検が面倒くさそうな気がして,

これもやめてしまいました。

 

①250でありながら,車体が大きくて,高速とかでも楽に乗れそう

②お値段がそんなに高くない

③扱いやすそうな感じのもの


という基準で選んだ時に,

いいんじゃないのかな,

と思えたのがGSR250でした。

 

①について

車体はかなり大きく,だれが乗っても窮屈な感じはしないと思います。

「これ,400?」とはたまに聞かれることがあります。

 車体の重さもかなりあって,しかし,これが直線安定性に貢献していると思います。

もちろん,高速での追い抜きとかの場面で加速において,

パワーが足りない感じもしないではないですが,

高速に乗るのに躊躇をすることはないです。

 

②について

中古市場における値段は安めだと思います。

乗り出しで25くらいでした。

もう生産は終了していますしね。少し不人気車なのかもしれないですね。

ちょっと顔が昆虫的で不細工とは,よく言われているところです。

まあ,この辺は好き好きだと思いますが,21世紀のネイキッドという人もいます。

私はpuig(プーチ)のスクリーン(風防)をつけることで,

だいぶ昆虫感(あるいはチューリップ感)を紛らわしています。

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スクリーンをつける前

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スクリーンをつけた後(あまり変わりませんか?)


③について

とてもスムースなエンジンだと思います。

昨今人気のV-ストローム250やジグサー250,GSX250Rのエンジンも,

元をただせばGSR250のエンジンが起源だと聞いています。

なかなか優秀なエンジンなのだと思います。

優秀さは「とんがった感じ」であるというよりも,「穏やかな感じ」であって,

ジェベルと比べるとハンドル握る手にくる振動が全然なくて,

高速とかでも,ずいぶん楽な感じです。

これは店から帰るときにも衝撃的に理解できて,

「こいつとならどこまで行けるんだろう」

と思ってしまい,その思いのまま,後日,遠くまで行くことになったのでした。

しかし,それとは裏腹に,

「この穏やかさは趣味の乗り物としてはどうなんだろう?」

と,不安に思ったことも事実です。

 

さらに付言しますと,最近のバイクはキャブレターに代わって,

FI(フュエール・インジェクション)という仕組みになっていて,

これはいわゆるコンピューター制御らしくて,

セルを回してエンジンをかけた時の始動がとても安定しています。

エンジンがかかりにくいということが全然ありません。常に一発始動。

 

それからGSR250はガソリンの量のインジケータがあって,

そのかわりにリザーブタンクの仕組みがありません。

 

あと,ギアが何速に入っているかも表示される仕組みになっていて,

頭の中で何回ギアをチェンジしたかを数えておく必要がないのは,

頭の容量が不足しがちな人(私?)には良いですね。

 

 

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メーター周り(3407.7kmは北海道を往復したときの距離です。)

 

 

はじめまして


10年くらい前にジェベル200というオフロードのオートバイを中古で買いました。

神奈川県のけっこう有名な中古屋さんで,16万円でした。

とても頑丈なバイクで本当に手間がかかりませんでした。

 

それでも,あまりメンテナンスをしなかったので,だいぶくたびれた感じになってしまいました。ちょっと遠くに乗るには心配なくらいでした。

 

そこで,今年の5月,買取屋さんに連絡して来てもらったわけですが,思わぬ高値で売れて,ビックリしました。

 

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売れたお金+その3倍くらいの金額をプラスして元手を作り,新たに買ったバイクが

GSR250。中古での購入です。

乗ってみると,とても楽に走れて驚きました。

エンジンが滑らかにまわって,振動もなくスムースな走り。

「これなら遠くまで行けそうだ」

そう思ったら,どこまで行けるか,やってみたくなってしまいました。

 

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買われて来たGSR250

 

そして,無謀にもやってみましたので,

まずはそのことから書き始めていきたいと思います。